タクシー会社へ入社後の講習内容についての解説

最終更新日 2022年5月30日

監修・著者 株式会社しごとウェブ 佐藤 哲津斗

タクシー会社に入社後にはすぐに運転できるわけではありません。講習が待っていて、終わらないと営業運転ができないので注意しないといけません。資格があれば資格分は短縮されますが、接客などはその都度会社ごとに行われます。

 

 

タクシー乗務員の仕事には免許取得が必要

自動車の運転をするときは免許が必要です。車の大きさなどによって必要な免許が決まっていて、普通乗用車であれば普通免許あれば運転できます。しかしこれは第1種免許といわれ、旅客扱いとなるタクシーの運転はできません。運転をするには、第2種免許を取得する必要があります。そのため、入社時点で第2種免許を持っていないのであれば入社後に第二種免許のための講習を受けることになります。こちらは外部の機関を利用するのではなく社内で行われることが多いです。普通に受けていればそれなりの期間で取得に必要な技術は身に付きます。もちろん取得できなければ旅客のための運転はできません。

【参考】【タクQ】必要な資格は「第1種運転免許」

地理試験に合格するための対応が必要

車の運転をするとき、行き先に行くには目的地までの道路を知っておく必要があります。主要なところであれば道路標識などに書いてくれていますが、細かい地域までそれで行けるわけではありません。最初は地図を見ながらですが、何度も行っていれば覚えられるでしょう。タクシー運転手は、お客さんを載せてお客さんの希望する目的地に行く必要があります。そのために道路状況を把握する必要があります。地域によって異なりますが、地理試験が行われる所があり、試験に合格しないと仕事ができません。入社後の講習として、営業区域の地理に関する勉強があります。別の地域の人でも、それなりに仕事ができるようになります。

【参考記事】【タクQ】タクシー運転手に必要な資格について

接客等に関する対応方法を学ばないといけない

普段自分で自動車に乗るとき、安全確認などを行って乗ります。家族や知人を乗せる時はどうするかですが、丁寧に扉を開ける人もいれば、勝手に乗るように指示する人もいるかもしれません。下りる時も同様です。タクシーの運転手をする上で、勝手に乗って、降りてではとても仕事になりません。入社後に行われる講習として接客に対する方法を学びます。お客さんはいろいろな利用のされ方をします。駅などで待っているお客さんもいれば、道路で手を挙げて止めるお客さん、予約などで所定の場所に行って乗せるお客さんもいます。色々なパターンに対応できるようみっちり教えられた上で初めて営業運転ができます。

 

タクシー会社への入社後にある地理試験の対策

タクシー会社に入社後に地理試験に合格しないと仕事ができない時があります。その地域の地理を理解しているかを問われる試験で、細かい内容が出題されるとされます。合格率はそれほど高くなく、それなりの対策が必要になります。

 

所定の地域でタクシー運転業務をするときに必要

今はカーナビゲーションシステムがあるので、地図を覚えなくても地図が無くても目的地に行けます。最初に目的地を設定してナビが教える通りに行けば目的地に着いています。ただ、ナビ頼りだとほとんど道路状況を把握していない人もいるかもしれません。タクシーの会社に入社後には地理試験が必要になるときがあります。現在は東京と大阪と神奈川県の一部の指定地域で実施されていて、合格しないと業務ができないので必ず試験を受けて合格しなければいけません。試験合格が必要な地域を営業区域にしている会社では講習を行ってくれます。もちろん自分で勉強する必要もあります。知らない地域で仕事をする人は特に注意しましょう。

【参考】【東京タクシーセンター】輸送の安全及び利用者の利便の確保に関する試験

試験にはどんな問題が出て合格率はどれくらいか

何らかの試験を受ける時、どんな出題がされるのかを知っておかないと対策の仕様がありません。合格率が高ければ軽い気持ちでも受けられるでしょうが、低い試験だとかなり気合を入れないといけないでしょう。タクシー会社に入社後に行われる地理試験においてはどんな出題がされるかですが、道路や名所や駅に関する問題になります。お客さんからいろいろな場所を聞かれるので、そこに行くのに効率的な道路を使って行く必要があります。それを試す試験になります。問題は40問あり、合格率は50パーセント位とされます。半分しか合格できないので決して簡単な試験ではありません。しっかり対策する必要があります。

過去の出題例を参考に知識を詰め込んでいく

タクシー会社に入社後、地域によっては地理試験に合格しないといけません。会社で対策をしてくれますが、自分なりにも勉強しないといけないでしょう。地元の人と地方の人とではそれなりに対策方法が違うかもしれません。出題内容はそれなりに細かい内容になっています。普通に生活で車を使っている地元の人でも簡単に答えられるものではないとされます。地元の人も地方の人もしっかり対策をしなければいけません。過去の出題傾向を知っていると、出題のポイントが分かります。出題されやすい地域や場所などがあれば、それらを徹底的に覚えるようにすればいいでしょう。問題集などは試験を実施する団体が発行しています。

まとめ

東京などの大都市においてタクシーの運転手をするとき、入社後に地理試験に合格しないといけません。難易度がそれなりに高いので、会社の講習を受けたうえで自分なりに過去問題を解くなどの対策をしないといけません。

タクシー会社に入社後はすぐに仕事ができるわけではなく講習を受けます。免許がない人は2種免許が必要ですが、それ以外の人も地理や接客に関する内容を学ぶ必要があります。経験がある人も、その都度受けるのが一般的です。

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